嫁を逃がさぬ為には知性を養う事も重要なので、読書なんぞしてみている某でござる。
知識を定着させるにはアウトプットが有効という事なので、
今読んでる本の、読んだ章のまとめをメモしていくでござるよ!
一気に読むのは大変なので、一章ずつ読んではまとめていく形でやっていきます。
今読んでいるのは『不愉快なことには理由がある』です。
さて、上手くまとめられるでござろうか。
不愉快なことには理由がある WPB eBooks [Kindle版]
橘玲
集英社
2014-07-27
橘玲さんの『不愉快なことには理由がある』を読み進めております。
今回は「世界の秘密はすべて解けてしまった」の中の、
「どれほど修行しても解脱できない」を読みました。
この章では、人間の心について触れられています。
心とはシミュレーション機能である
「どれほど修行しても解脱できない」
ここでのタイトルにある解脱というのは、
仏教用語で、すべての執着と煩悩を捨てることで、
苦痛から開放されて、現世から悟りの世界に脱出できることを指します。
執着がなくなって苦痛から解放されたら、
さぞかしスッキリするだろうと思いますが、
ここではキッパリとそれは不可能だと断言しています。
その理由は、あれこれと悩んだり、妄想したりというのは、
人間のシミュレーション能力によるものだからだそう。
シミュレーション能力とは、仮説を立てたり、予想をしたりする能力の事で、
人は、この能力が高い者ほど、より多くの子孫を残す事ができたので、
キリンが首を伸ばす進化をしたように、人はシミュレーション能力を伸ばすように進化したのだとか。
つまり、進化の結果獲得した、人間固有の能力なので、
それを捨てるという事は、人が人でなくなることに等しいので、
解脱は原理的に不可能であるということのようです。
確かに何も考えない生き物を人間と呼べるかと言われたら微妙な気もしますね。
「世界の秘密はすべて解けてしまった」の章はまだ始まったばかり。
次の秘密も楽しみです。
ではでは、続きを読んでいくでござるよ。
にゅんにゅん。