多重マイノリティの視点 ー シナモンいじめについて

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クリエイターで、ビアンで、非モテで、オタクで、非正規労働者な嗚呼蛙が、
世の中とかについて、ふと思ったことを綴っていきます。

今回は、「シナモンいじめ」について思ったこと書いてみます。

近頃、何かと話題の「シナモンいじめ」。
「シナモンいじめ」とは、サンリオキャラクターである、シナモンのTwitter公式アカウントに、
不特定多数のユーザーから、罵詈雑言コメントが寄せられていた現象を指します。

あまりにも酷いコメントが寄せられるため、
罵詈雑言コメントを送ってくるユーザーに対して、
お互いの発言を読めないようにする処置が取られたことで
話題になったようです。絶交というヤツですね。

面白かったのは、罵詈雑言を浴びせていじめを行っていた人たちの中に、
ブロックされてから自分の行いに気づいて謝罪をした人がいたことです。

「いじめたつもりはなかった」が発生する工程や、
実力行使に出ないといじめは止まないことなど、
いじめにまつわるエトセトラが可視化されたこともそうですが、
何より某が驚いたのは、ブロックに絶大な効果があったことでござる。

シナモンをいじめていた人たちは、ブロック推奨リストなるリストにまとめられ
シナモン本人以外の人からもブロックされてしまいそうな状態になっているのです。

某が発見したのは、アカウントが羅列されただけのリストでしたが、
このような事件が今後も頻発してくると、誰かが必ず、
リストのユーザー全員を一括でブロックできるサービスを作るはずです。

仮に誰かが作らなくても、Twitterでは、それに近い機能を実装する動きがあります。
Twitterがクオリティの低いツイートを非表示にする機能をテスト中

これはつまり、嫌なヤツはどんどん爪弾きにされていく社会が、
目の前に迫っているということではないでしょうか。
対立関係にあるグループ同士は、
お互いを見ない生き方を選択するようになるかもしれません。
全人類鎖国時代とでも言うべき時代が到来するのかも。

などと、某は、妄想をふくらませておりまする。

シナモンや、シナモンの中の人や、シナモンを愛する人のことを思うと、
大変痛ましい事件だったわけですが、

その一方で、これから人付き合いの仕方が変化する兆しで
あるような気がして、ちょっと面白かったでござるよ。

そのうち、誰もがお互い気持ちよく過ごせる社会が来たらいいでござるね。

にゅんにゅん。
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